そんな嵐のような日々の中で、私の支えとなったのは「自然療法」でした。
幼稚園などで流行る風や伝染病。1人がかかると、どうしても他の姉妹たちにうつってしまいます。幼い娘たちが次々に体調を崩す中、病院へ行くことさえままならなかった田舎暮らし。
東條百合子先生の一冊の本をバイブルに、身近な薬草や手近にあるもので手当てをする日々。大火傷をきれいに治したごま油とモグサの記憶。
道端のドクダミやセイタカアワダチソウに宿る、驚くべき生命力。
それは、特別なことではなく、命を繋ぐための切実で、尊い知恵でした。
「植物には、命を再生させる力がある」
その気づきは、のちに私が植物療法を本格的に学ぶ大きな種となりました。